貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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ニュースNews

不眠の原因はベッドでの足の動きかもしれません。

若い人の整形外科説明
むずむず脚症候群とはレストレッグ症候群ともいわれ、日本では人口の約2~5%(20~50人に1人)に存在します。夜中に脚を動かさずにはいられない衝動・欲求が主な症状で,多くの患者では,下肢の不快で嫌な感覚を伴います。このため夜眠られず、日中ボーとしている不眠症状がでてきます。 脳内のドパミンと呼ばれる神経伝達物質の異常や鉄分不足、遺伝と考えられています。治療薬には脳内の興奮性神経伝達物質に関与し、安静時に脚などに生じる異常な感覚の伝わりを抑えるガバペンチンエナカルビル(商品名:レグナイト)があります。お試しください。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

海やプールで溺れた子供を助ける時の注意事項

その時の話題説明
7月16日午後、島根県出雲市の海岸で、家族で海水浴に来ていた男性がおぼれて死亡しました。男性は流された娘と息子を救助に向かったということです。なお、娘と息子は父親に捕まり命に別条なしとのことです。とても痛ましい事件です。溺れている人に対して正面から向かわないことが大事です。必死で助けを求めている溺者は一心不乱に救助者にしがみつこうとしてくることがあります。溺者に抱きつかれてしまうと、救助者は思い通りの行動ができなくなってしまい、危険です。 また、長谷川先生は、緊急救助のため服をきたまま靴を履いたまま飛び込んだ時は横泳ぎより平泳ぎにて木の板などの浮きを利用し,ゆっくり泳ぎ,冷静に対処することが大切と述べています。また、菊田先生の解説では後から顎を持って救助される側を仰向けになって浮かせて引っ張ることが最も安全であると述べています。参考にして下さい 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

社会福祉施設が行う発表会を観に行こう。

その時の話題説明
社会福祉施設が行う発表会を観に行こう。発展途上国では新生児死亡率が高く、ロータリー財団の強調しているのは5歳未満の幼児の罹病率の削減です。 幸いにも日本の新生児死亡率は0.1%未満であり、世界で最も低いです。しかし、虐待死亡が多く、日本での虐待死の58%が新生児で起こり、その背景は殆どが若い女性の望まない妊娠です。ある調査では35例の幼児虐待死の犯人は実母が20例(57%)に対して祖母はたった1例でした。つまり、祖父母に引き取られるのが虐待死を防ぐのに一番良い方法と考えられます。しかし、祖父母が引き取れない家庭もあります。児童相談所は年間4万件の児童虐待の相談を受けます。不適切養育を理由に施設に入所している子どもはおおむね1万5,000人であり、そのうち20%の子どもは元の家庭復帰する方向で話が進みますが、25%で虐待が再発しています。つまり、年間750人の子供が再び親から虐待を受けています。日本でも里親制度の充実が重要です。 読売新聞の調べでは里親へ引き取られた虐待児童の18%が里親の元を離れていました。その理由は、一度心に傷を受けた子供は他人に心を開けなくなりやすいからです。松本清張の砂の器で秀夫が大事にしてくれた三木巡査の家を逃げ出したのも心の傷のためでした。 そういった意味では実の親と何らかの理由で一緒に暮らせなくなった社会福祉施設の子供達のクラブ活動、例えば歌や踊りの発表会などに積極的に参加することは、心の傷を癒やすのに有効だと僕は思います。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

39歳以降の女性の食事制限は骨粗鬆症の素。

ダイエット若い人の整形外科説明骨粗鬆症
高先生達の調査では60歳以降は減量しても糖尿病の人の割合はあまり減りませんでした。整形外科的には女性の閉経後の減量は骨粗鬆症の素です。美容と健康を兼ねて減量するのは男性では60歳まで女性では39歳までにしましょう。その後は運動しましょう。 特に閉経後の女性の骨粗鬆症は腰が曲がる原因となります。本来は四角い背骨の椎体が骨粗しょう症になり、圧迫骨折が起こると、椎体が前が短い二等辺台形になります。この前が短い二等辺台形が積み重なると背骨が曲がってきます。美容のためにやった減量で腰が曲がれば、元も子もありません. 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

「美容と健康は切り離して考えるべき」との説明するのが医師の役目

筋肉トレーニング若い人の整形外科説明骨粗鬆症
海外の研究では必要摂取エネルギーより500~750kcal少ないバランスのとれた食事にカルシウムとビタミンDの補充と週3回の運動を52週間行ってもらいました。その結果、体重は平均10%減少がましたが、股関節の骨密度は平均2.4%低下しました。つまり、ダイエット中にいくら運動して骨を強くするサプリメントを飲んでも体重が落ちれば、骨はもろくなるのです。 なぜなら骨は重力による刺激によってコラーゲンにカルシウムを沈着させて強くなるからです。逆に無重力状態から帰ってきた宇宙飛行士の骨は骨粗鬆症になっているそうです。だから中高年になった女性が美容の目的だけでダイエットを行うと骨粗鬆症による骨折を起こす危険があるのでやめておいた方が良いと思います。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝