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- 筋肉トレーニング若い人の整形外科説明
- 昔の日本人は鼻緒の付いた履物を履くことも多かったです。鼻緒タイプの履物では履物がズレ落ちないように足の趾をよく動かしていましたが、西洋の履物、特に先の細い靴が普及してから足の趾をあまり動かかなくなりました。外反母趾と内反小趾に押されて隣の趾と趾の間が狭められて、狭くなり、その部分で時々、神経が擦れて炎症をおこします。そのような状態では足の趾先がしびれてきます。このような状態をモートン氏病といいます。 モートン氏病の予防には足の趾の筋トレをしましょう。足の横アーチを補正するような足裏にクッション付き五本指靴下をはき、バスタオルを趾で引き戻し足の指の筋肉を鍛えて外反母趾の進行を止めましょう。
足の趾先がしびれるのはモートン氏病かも
- 変形性膝関節症説明
- 変形性関節症に対するヒアルロン酸関節内注射として3年前から痛み止めの成分の入ったヒアルロン酸が健康保険の適応となりました。今までのヒアルロン酸注射の後は安静にしてもらっていたのですが、痛み止めが入っている分、積極的に動いてもらうことができるので筋トレがしやすくなりました。 痛み止めが入っている分、従来のヒアルロン酸よりアレルギー反応が出やすという報告もありますが、注射によるアレルギーはすぐ起こることが多いので足を高く上げる処置や血圧を保つ注射ですぐに回復することが多いです また、従来のヒアルロン酸より酸性度が高いため、注射時の痛みが強いとの指摘がありますが、この点についても局所麻酔薬を少し混ぜれば、注射液による痛みは和らぎます 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
新しいヒアルロン酸関節内注射について
- スポーツ若い人の整形外科説明
- 診察をしていると怪我をして2週間以上たってから来院して「ただの突き指だろう。その内治るだろうと思ってました」という患者さんがあいます。こぶしをきつく握って転倒したり、手をついて指を捻じられた時に指の横揺れをふせぐ靭帯の一部分に傷がつきます。 ただの突き指だろうと放置している怪我した指が横に方向に曲がってくるのが特徴です さらに、放置していると指の軟骨がすり減って関節が太くなり、曲がりにくくなり、握力が弱くなります。だから指を怪我したら「たぶん突き指だろう」と放置せずに炎症を和らげるような湿布をして夜寝ている間だけでも指を安静に保つために取り外しできる装具を着けましょう 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
突き指を甘く見てはいけない
- スポーツ若い人の整形外科説明
- 足の指に重い物を落としたり、指の先をドアなどに挟んだせいで指の端の骨にヒビが入いるとそこからの内出血が血の塊となり、爪を押し上げて痛みが強くなっています 爪は熱に弱いし、熱すると滅菌されるのでライターなどで針先を赤くなるまで熱し、それを爪に当て、爪に穴を開け、溜まった血液を抜きましょう。穴から雑菌が入らないように消毒してください。しばらくの間、とりはずしできる装具で固定しましょう 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
ドアに指先つめでは痛みの原因である爪の下に溜まった血を抜こう
- スポーツ若い人の整形外科説明
- ふくらはぎの肉離れは普段運動不足のお父さんが子供の父兄参加競技ではりきって起こしやすく、クリニックの近所で運動会があった翌日には毎年数人のお父さんが来てくれます。その原因は膝を伸ばしながら足首を強く上に曲げたため、ふくらはぎにあるヒラメのような筋肉と半円形の筋肉(腓腹筋)の間に肉離れが起き、下腿三頭筋筋間断裂といいます 治療法としては、足首の炎症を和らげると同時にこれ以上内出血が広がらないようにふくらはぎを包帯で軽く圧迫しましょう。また痛みは足首を動かすと起こってきますので、しばらくの間足首をサポーターで固定しましょう 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝