戸田整形外科リウマチ科クリニック

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改編:肩に負担のかからない地下鉄の乗り方

その他
改編:肩に負担のかからない地下鉄の乗り方4本足で歩く動物では前足の重みは地面が支えています。でも、。これが四十肩や五十肩です。移動中の楽な姿勢は、肩関節が吊り下げている腕の重みを軽くしてやることです。地下鉄などで座る時には少しふんぞりかえって座り、鞄などを横腹の上に置き、その上に腕を乗せましょう。そうすれば、腕の重みが横腹に逃げて、肩にかかる負担が減ります。握り棒をもつ時などは、なるべく肘を締めて肘を体に近い位置にして持ってください。肘を締めることで、引っ張られる力が肩にかかるのを軽減します。 江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝

改編:駅で捻挫で恥をかかないために時々片脚立ちしましょう。

その他
改編:駅で捻挫で恥をかかないために時々片脚立ちしましょう。駅の階段やちょっとした段差で足を踏み外して足首を捻挫したことありませんか?そんな時の周りの人の目が気になるので全然痛くない顔をして立ち去って、後で痛くなってきますよね。国内のある大学の研究では、ハンドボール部とバスケットボール部の選手102人に目をつむって片足ずつで立ってもらい、その時の揺れの度合いを比べました(高橋竜平ほか:中部日本整形外科災害外科学会雑.54:1171-1172,2011)。その結果、捻挫をしたことのある人では、捻挫をしたことのない人に比べて、片足立ちでの揺れの度合いの左右差が大きかったそうです1)。つまり、じっと立っている時のバランス能力の左右差が足首の捻挫の原因になる可能性があります。だから、捻挫予防には短い時間しかできない側の片足立ちを練習しましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝

肥ると足首を内側にひねって捻挫しやすい

スポーツ説明
肥ると足首を内側にひねって捻挫しやすい体重が増えると、それを支えるためにふくらはぎの筋肉が大きくなってきます。 しかし、靱帯(骨と骨とを結ぶ)は体重の増加にともなって強化されません。国内のある病院では、世界中から捻挫と肥満との関係について書いた論文を5つ検索して、総合的に判断しました(田中昌史ほか北海道千歳リハビリテーション科学.1:115-118,2015)。その結果、身長に対する体重の割合(BMI)が高くなると、足首を内側にねじって起こる捻挫を起こす確率が増えていました。最近、肥ったと思った人は捻挫に気を付けましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝

改編:若い時から「よっこいしょ」と言うと腰痛になりにくいと考えます

立ち上がる時に「よっこいしょ」と言うと「年寄りくさい」とバカにされますよね。でも、ある研究では、健康な男性10 名(平均年齢21.9)高さの台からの立ち上がり動作を,かけ声有りとかけ声なしの時に行ってもらいました(櫻井佳宏ほか:.理学療法学.39:Suppl.2 697頁,2012)。筋肉の活動は右側の腰の背筋(腰部脊柱起立筋),太ももの外側の筋肉(外側広筋)とスネの前の筋肉(前脛骨筋)の3つ筋肉で測りました。その結果、掛け声ありでは掛け声なしに比べて、3つの筋肉がほぼ同時に活動えを始めました。つまり、立ち上がる時に腰の筋肉だけに負担がかからず、太ももやふくらはぎの筋肉も協調的に働いてくれるのでギックリ腰が防げると考えられました。論文の解説 江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝

改編:家では裸足やヒールのないスリッパを履こう

改編:家では裸足やヒールのないスリッパを履こうアメリカのシェーカー先生は、靴を履いた時に比べて裸足の時の方が膝にかかる負担は減ると報告されました(Shakoor N, Block JA. Walking barefoot decreases loadin on the lower extremity joints in knee osteoarthritis. Arthritis Rheum 54: 2923-2927, 2006)その理由は、靴にはヒールがついているからです。では、靴のヒールによる悪影響と足底板を入れることによる好影響はどちらが強いのでしょうか?私(戸田佳孝)は、75人の変形性ひざ関節症の患者さんの中で室内履きとして、38人には平坦なスリッパを、37人には高さ2cmのヒールを付けた平坦なスリッパを渡して、「家の中では、このスリッパに足底板を入れて履いて下さい。」と指導しました。そして、4週間治療前後での日常動作の困難度の改善点数を比較しました。 その結果、ヒールなしスリッパに足底板を入れた人達では平均で1.5点困難度が改善しましたが、2cmのヒールの付いたスリッパに足底板を入れた人達では、平均1.2点悪化しました。この差は統計学的にも明白でした。このように、室内ではできるだけ裸足に靴下だけを付けた状態で歩いた方が膝には良いです。この内容は、日本膝学会誌に2008年に掲載しました(戸田 佳孝ほか:高さ2cmの靴ヒールでさえ変形性膝関節症に対する中敷型足底挿板の臨床効果を減退させる.膝.32:13-16,2008)論文の解説 江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝