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- 変形性膝関節症説明
- 膝の痛みに対するストレッチとして東京医科歯科大学の宗田教授は変形性ひざ関節症では局所の血液のめぐりが悪く、筋肉や腱が硬くなっているので、ちょっとした刺激でも強い痛みがでるようになっている。だから、痛みの出る方向に押さえて痛む部分を押して、筋肉や腱を柔らかくして痛みに対して鈍感にする治療法として痛点ストレッチを開発されました。 僕が患者さんに指導している痛点ストレッチは膝の横揺れを防ぐ役割がある内側側副靭帯(以下、側副靭帯)と、膝の内側を後ろから前に斜めに走る膝を曲げる筋肉の集合体である鵞足の二つです。特に、膝関節を最大自動伸展させた時に水平面に比べて11.4°以上伸展障害がある症例には痛点ストレッチはとても良い効果を示しました。11.4°以上の目安は膝伸展位で掌が入る隙間ができる状態です。お試しください。 戸田整形外科リウマチ科クリニック 戸田佳孝
再掲載:膝の痛みを自分で治す痛点ストレッチ
- 筋肉トレーニング説明
- 国内のある大学では564人をコーヒーを週に1杯未満の人を少ないグループ、週に1杯以上1日1杯未満を中ぐらいグループ、1日1杯以上の人を多いグループに分けて、筋力を比べました(中條雅彦ほか:体力科学.63: 383-389,2014.)。その結果、多いグループの膝を伸ばす力は中間ぐらいや少ないグループより明白に強かったですが、握力には差がなかったそうです。その理由は不明ですが、一つの説はコーヒーをよく飲むと自然に起こっている筋肉の炎症が治ってくるからだそうです。論文の解説 江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
コーヒーをよく飲む人は膝を伸ばす力が強い??
- 筋肉トレーニング説明
- 変形性膝関節症などの人が階段を下りる時に膝ができない理由は、膝を少し曲げた状態の片脚で全体重を支える瞬間に膝に痛みがでるからです。膝を曲げた状態の姿勢を安定させる訓練にはスクワット運動が良いです。しかし、スクワット運動では膝が足より前に出ると、膝をかえって傷めてしまいます。だから中高年の方がスクワットをする時には壁や壁のコーナーにもたれかかりながらしましょう。その時の注意は、変形性膝関節症の人はガニ股になっている人が多いので足を内向きにしてスクワットしましょう。戸田整形外科リウマチ科クリニック 戸田佳孝 イラスト:川野郁代 戸田佳孝著『ラジオ体操は65歳以上には向かない』より
再掲載:階段を下りる時にひざが痛む人には足内向き壁もたれスクワットがおすすめ
- 説明
- 国内のある大学の研究では334人の学生を対象とした調査ではインターネット依存度が高いほど1日平均歩数が少ないことがわかりました(西脇雅人ほか:体力科学63: 445-453,2014)。インターネット依存度インターネット依存度は8つの質問に対するyesの数の合計からを判定します。1)インターネットに夢中になっていると感じているか?、2)他に仕事があるのに、満足感を得るためにネットの使用時間を延長することがよくありますか?、3)ネット使用を制限したり,時間を減らしたり完全にやめようとして失敗したことがたびたびありますか?,4)ネットの使用時間を短くしたり完全にやめた時にイライラした経験がありますか?、,5)使い始めに予定していたよりもネットを使い続けることがよくありますか?,6)ネットのために大切な人間関係や学校のことや部活動のことを台無しにしたり,危うした経験はありますか?、7)ネットへの熱中のしすぎを隠すために,家族,先生やそのほかの人たちに嘘をついたことがありますか?、8)問題から逃れるためや落ちこんだ時にネットを使うことがありますか?、yesの数が0項目:Ⅰ群、1項目:Ⅱ群、2:Ⅲ群、3:Ⅳ群、4以上:Ⅴ群に分類します。アナタの依存度はどうですか?論文の解説 江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
インターネット依存だと1日の歩数が減る。あなたの依存度は?
- 筋肉トレーニング説明
- 筋肉トレーニング(筋トレ)は最大筋力の75~80%の力で行い、1種目あたり2~3セット、週に2~3回行うのが最も効率的とされています。 変形性膝関節症に対する筋トレでは、家庭用体重計の上に置いたトイレットペーパーをひざの裏でグーッと下に押しつけて、5秒間で最大の数値を記録します。 最大筋力を計測する際の注意点は、お尻は浮かせないことと、足首を下向けに伸ばすことです。足首を下向けに伸ばすのは、跳躍の動作に似た状態にするためです。 次に、最大筋力の80%の目盛になるようにトイレットペーパーを数回押さえつけましょう。たとえば、最大筋力が8・0㎏だった場合、筋力トレーニングを行うときの目安は、8・0×0・8(80%)=6・4㎏になります。 この80%の力の入れ具合を感覚でつかんでください。感覚をつかめば、毎回、体重計を使う必要はありません。枕やバスタオルを丸めてひざの下に置き、ワンセット30回として、80%の力で押さえつければいいのです。これを一日に2~3セット(例えば、朝、夕方、寝る前など)、週に3~4日のペースで続けてください。 トレーニングを続けていれば、最大筋力は上がっていくはずです。ですから、1ヵ月に一度は最大筋力を測定し直して、その80%筋力の感覚をつかみ直しましょう。最大筋力が上がっていくと貯金が増えていくのと同じ感覚になって、筋トレが楽しめると思います。 戸田整形外科リウマチ科クリニック 戸田佳孝 イラスト:川野郁代 戸田佳孝著『ラジオ体操は65歳以上には向かない』より