貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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ニュースNews

週刊文春に腸の活動を健康に保つ運動を紹介しました。

筋肉トレーニング説明週刊誌
令和6年2月22日発売2月29日号の週刊文春の「血流革命、7つのメソッド」120頁の「上半身もと動かす」でラップで窒息しかけ体操などを紹介させていただきました。よろしければ、ご購読下さい。西尾先生はMTPSSE(高齢者の発話と嚥下の運動機能向上プログラム)を行うことによって、末梢の血液循環がよくなり,筋の収縮が容易となり,神経系の協調性が高まると述べています。高齢者の発話と嚥下の運動機能向上プログラムでは顔面の筋肉に対して抵抗性運動を行います。僕達の方法は、料理用のサランラップやクレラップを使って顎を引き上げならその力に抵抗して口を開けようとします。ラップで唇を押させる力に抵抗しながら唇を突きす運動を各5秒ずつ3回行う運動です。僕はこの体操をラップで窒息しかけ体操と名付けています。これらはいわば、顔面の筋トレです。お試し下さい 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

無免許マッサージは脳梗塞や肋骨骨折の素。

若い人の整形外科説明骨粗鬆症
マッサージの業界もダンピング合戦ですね。そんな業者ばかりではないでしょうが、僕は安いマッサージに行くと体重で揉まれた経験があります。首などと頻回に揉まれると血管の中にできた血の塊が小脳に行く血管に飛び、脳梗塞を起こしたという報告があります(岩波久威.BRAIN and NERVE: 神経研究の進歩 .2: 169-17,2007)。安いからといって頻回にマッサージに行くのは考えものですね。 歳をとってくると骨粗鬆症になり、骨が折れやすくなります。また、背骨が曲がってくると肋骨にかかる負担が大きくなります。だから、お年寄の肋骨は折れやすくなっています。横になって上から脇腹をもむとそれだけでも肋骨骨折を起こすことがありますので、横になってのマッサージはやめましょう。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

筋トレはミネラル補給しながら2~3日に一度が良い。

スポーツ筋肉トレーニング若い人の整形外科説明
昔は、スポーツ飲料のように PH を調整して体に負担のかからない飲料物がなかったので、「運動中に水は飲むな!」と言われました。だから夏の運動は苦しかったです。 激しい運動をする時には水分を摂取することが必要ですが、これは水(みず)を飲むのが良いことを意味しません。発汗によって体液が濃くなっているところにタダの水を摂取すれば、体液中に含まれる諸成分が水に溶け出してしまい、かえって疲労します。昔のスポーツ人はこの事実を経験的に知っていたのでしょう(http://oshiete.goo.ne.jp/qa/601882.html)。 現在では、各種ミネラルを適度に含有するスポーツ飲料が市販されているので、このような不都合は生じなくなりました 筋トレをするということは筋肉に傷をつけることになります。皮膚についた傷なら元の状態に戻ったたらそれで成功ですよね。でも筋力をアップするためには、傷ついた筋肉を元に戻し、さらに筋肉が太くしなければなりません。これを超回復と呼びます。つまり、1.筋トレによって、筋筋肉に大きな負荷がかかる。2.ダメージを受けた筋肉は筋力が低下する。3.筋肉を元の状態に戻そうとする。4.次に同等の負荷が来ても耐えられるように筋力をアップ(超回復)という手順になります。超回復に要する時間は48~72時間と言われています(http://トレンドニュース.com/486.html)。だから、筋トレは集に2~3日に1度が一番筋力がつきます。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

50歳すぎればあまり向いていない運動はボウリングと反復横跳び

スポーツ筋肉トレーニング老化説明
筋肉の老化は関節を曲げる筋肉よりも伸ばす筋肉、上半身の筋肉よりも下半身の筋肉の方が顕著に現れてきます。30歳の時の筋力を100%とした時に、70歳の時の膝(下半身の関節)を伸ばす筋力は40%まで落ちています。しかし、総務省が行った2011年社会生活基本調査では、60歳以上の人が行っている多い運動は、1位がウォーキング・軽い体操(35.2%)、2位がボウリング(12.8%)でした。たしかにボウリングはゲームなので楽しいスポーツですが、筋力のことを考えれば、自転車やエアロバイクなどの下半身の伸ばす筋力を使うスポーツの方が健康には良いと思います。 小学生の体力測定で反復横跳びをやりましたよね。その要領で、歳をとってからも若い人と同じように横方向へのジャンプを含む体操をしている方が多いですね。でも、ある研究では、若者10人と高齢者12人に体重のかけ方をコンピューターで解析できる板の上で、前後、左右のステップを行わせ、股関節と膝関節と足関節の動きを観察しました(小比賀柚木ら:理学療法科学.25.357-362,2010)。その結果、高齢者では若者に比べて、関節の位置を元に戻す力が弱く、動きを止める時間が長かったです。特に、左右のステップでは、股関節にかかる負担が明白に増えていました。だから、歳をとっとから左右方向へのジャンプをすると股関節を傷めるのでやめましょう。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

骨粗鬆症が予防しにくい理由は骨折しなければ痛くないから。

説明骨粗鬆症
骨粗鬆症は転倒して骨折しなければ、患者さんは痛くも痒くもないので積極的に治療してくれないことが多いです。患者が治療方針の決定に賛同し積極的に治療を受けることをアドヒアランスといいますが、骨粗鬆症の治療ではアドヒアランスが低いのです。新美先生の解説によると骨粗鬆症治療は初発骨折予防と再骨折予防という2つの目的のために行われる。再骨折予防では骨折が同一患者に何度も発生する“骨折の連鎖”を断ち切るため毎日投与される場合もあります。毎日投与となると益々患者さんのやる気がなくなります。 しかも骨粗鬆症に対する副甲状腺ホルモンは毎日定時に注射しなければ効果が減少します。Isogai先生達の研究では骨粗鬆症の治療薬である副甲状腺ホルモンによる古い骨を回収する働きは, 投与後早期の短時間に起こるり,新しい骨を造る働きは比較的遅れて起こる。従って,異なった時間に連日投与した場合、十分に骨が造られる前に次の注射によって新しい骨が古い骨と間違えられ吸収されてしまい、薬の効果が薄れると解説しています。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝