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- 筋肉トレーニング説明
- 1日1万歩は「万歩計」という商品名から意識の中に組み込まれた。 今でも僕は歩数計のことを「万歩計」と言ってしまいますが、それは商品名です。ハーバード大学のリー先生達は「1964年の東京オリンピックの後、フィットネスへの関心を利用したいと考えた日本の時計メーカーが歩数計を大量生産し「万歩計」と名付け、大ヒットし、世界中に広まった。そしてその商品名は、何十年の歳月を経て、いつの間にか私たち世界中の人々の意識の中に組み込まれた1日1万歩の目標となった。」と書いています。医学的には1日1万歩は高齢者には歩き過ぎです さらにハーバード大学のリー先生達の研究では一日平均4400歩の高齢女性は、一日平均2700歩の人より死亡率が41%低くなりました。諏訪中央病院の鎌田先生は高齢女性に不足しているのはあと千~二千歩。時間にして約十五分程度のウォーキングでも効果があると述べています。気軽な気持ちでウォーキングしましょう。
1日1万歩は「万歩計」という商品名から意識の中に組み込まれた。
- 変形性膝関節症説明食事療法
- 「ひざの痛みを和らげる最強の食材は何か?」。そう問われたら、私は「アボカドです」と即答します。アボカドにはひざにいい成分が多く含まれ、その代表格であるステロールという成分がひざを痛みから守ってくれます。 フランスの整形外科医のリキーネ先生は、変形性股関節症の患者さんがアボカドのステロールを摂り続けたところ、股関節の軟骨のすり減るスピードが遅くなったという研究結果を報告しました。私は、同様のことが変形性ひざ関節症でも言えるのではないかと思い、アボカドを習慣的に食べている人とそうでない人を比較しました。そうするとやはり、アボカドを食べている人はひざ軟骨がすり減るのが遅いという結果になりました。 その理由は、ステロールに含まれるTGF−βという物質にあると考えられます。TGF−βは、軟骨の土台となる繊維をつくり、軟骨がすり減って欠けた部分を修復します。 (文章は戸田佳孝:ひざ痛を自力で治す. 大洋図書、2024年より引用。宜しければご購入下さい)解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
膝に良い食品はと聞かれれば僕はアボカドと答えます。
- 変形性膝関節症筋肉トレーニング著書説明食事療法
- 単著としては11作目である「ひざ痛を自力で治す」が大洋図書から令和5年12月17日に全国のコンビニエンスストアで発売が開始されます。自力で治すための運動(筋トレやストレッチ)と食事療法を沢山紹介した本です。完全カラー版でイラストが多く、わかりやすい本です。最近の出版不況を受けて、本屋さんでの発行部数は伸び悩んでいます。そのため、この本はコンビニエンスストアのみでの販売です。値段は550円と書店での新書の標準価格に比べて安価です。しかし、内容の濃さは一般書店販売書にひけはとりません。是非ご購入下さい。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
単著では11作目:「ひざ痛を自力で治す」(大洋図書)が12月17日に全国のコンビニで発売開始。
- 説明食事療法
- 僕も患者さんについつい言ってしまう言葉ですが、「年のせい」です。しかし、医学の進歩は著しく今まで年のせいと思われていたことが原因がわかってきたことがあります。その代表が高齢者では胃の粘膜が薄くなってくる萎縮性胃炎です。1979年西オーストラリア大学のウォーレン博士は胃炎患者の胃粘膜に小さな曲がった未知の細菌(ピロリ菌)を発見し、萎縮性胃炎の多くは老化じゃなくてピロリ菌が原因であると述べました。依頼、ピロリ菌の増殖を抑えるヨーグルトやブロッコリーを食べることが薦められるようになりました。 胃と同じように粘膜の萎縮が起こってくる場所として声帯があります。平野先生達によると声帯は50歳ごろより萎縮が始まり、声が小さくなり、しゃがれています。その原因は声帯粘膜内で活性酸素が増加するためです。だから活性酸素を抑える抗酸化作用のある食品を食べましょう。大塚先生達によると酸化を防ぐためにはn-3系多価不飽和脂肪酸,葉酸,ビタミンを多く含む果物や野菜,魚などの食品が有効です。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
年のせいだと諦めないで。生活習慣で若返られることもある
- 説明食事療法骨粗鬆症
- 女性はいくつになってもスタイルを気になされますが、年をとってからは少しふくよかな方が骨粗鬆症になりにくいです。女性が骨粗鬆症になる確率は60代で20%、70代で40%、80代で60%です。75歳以上の女性で体重が66kg以上の人と比較して、体重が59kg未満の人は5.7倍、52.5kg未満では15.8倍、低骨密度の危険性が高かったです。 骨粗鬆症になると転倒して骨折しやすく、骨折で安静にしていると認知症になりやすくなります。骨密度だけでなく皮下脂肪は転倒した時のクッションになり、骨折を防いでくれます 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝