貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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ニュースNews

ブラジルとやりたかった

スポーツその時の話題説明
12月6日、日本代表はクロアチアにPK戦で敗れました。ただ残念です。ミックスゾーンでの選手の悲壮感も忘れられないですね。 彼らに『ドレスコード』があるのをご存じでしょうか?ユニフォームはもちろんトレーニングウエア、移動着など細かく設定されていて専門スタッフもいらっしゃいます。 今回のトレーニングウエアは黄色でしたね。↓ だからこそブラジルと準々決勝でやりたかったですね。無理矢理ですが…。 これはブラジル代表のユニフォームです。 これは移動着です。あれ?デザインもサプライヤーもワッペンも優勝回数を示す星も違う…、そうです、↓これはフットサルのブラジル代表のものです。他国ではあり得ませんが、サッカーとフットサルと協会が異なりゴタゴタしていたためらしいです。そもそも昔はワッペンの文字もCBF:ブラジルサッカー協会もCBD:ブラジル体育協会だったんです。「サッカーしかスポーツでない」という事だったんでしょうか。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

国内平和のためのサッカー?次の対戦国クロアチアを知ろう。

スポーツ説明
国内平和のためのサッカー?次の対戦国クロアチアを知ろう。今回も関西医療大学の増田教授に教えてもらいました。『手のひら返し』が続いて痛くなった人も多いと思いますが、我らが『サムライ・ブルー』が見事スペインに逆転勝ちして決勝トーナメント進出を決めました。 クロアチアと言いますと赤白のチェック模様のユニフォームがお馴染みですが、『シャホヴニツァ:チェスの盤』というニックネームだそうです。日の丸と通じるカラーリングかも知れません。 国旗の中心にもある国章が由来らしいですが、デザインは国内の5つの地域を示すという意味もあるそうです。成り立ちからして微妙な印象もありますね。 今さらですがクロアチアは前回大会の準優勝国です。強豪なのは間違いありませんが、実は30年程しか歴史がありません。と申せばお分かりでしょう。元々は『東欧のブラジル』と称された旧ユーゴスラビア代表の中に含まれていたのです。ところが『カリスマ』チトー大統領がこの世を去ると↓様々な問題が露呈して、不幸にも内戦が勃発してしまいました。 当時監督をなさっていたのが後に日本にもいらしたオシムさんですが、ヨーロッパ選手権の予選を勝ち抜いて本大会開催国:スウェーデンに到着したら、「国家が成り立っていない」と参加を拒否され、国外退去を命じられたのです。帰国したら内戦が本格化…、我々に置き換えるとどれだけ恐ろしい事か…。そのタイミングから分裂したクロアチア代表も本格的に動き出したそうです。 私は旧ユーゴスラビアの中ではセルビアにしか行った事がありません。しかし旧市街には銃痕があちこち残っていましたし、現地のガイドさんが拳銃を保有していたのもそこだけでした。 日本がいかに平和かという事ですね。 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

糖尿病は万病の素。1日8千歩うち20分早歩きしよう。

その時の話題変形性膝関節症
俳優の渡辺徹さんが61歳で死去されました。死因は雑菌が全身で繁殖する敗血症だそうです。心よりお悔やみ申し上げます。渡辺さんは30歳で糖尿病を患われました。糖尿病になると雑菌に対する抵抗力が弱まり、感染しやすくなります。 整形外科の領域でも糖尿病を合併していると病気の進行が早いです。Wen先生達の研究では変形性膝関節症に高血圧症と糖尿病を合併していた患者は合併していない膝OA患者に比べて、軟骨下骨の骨密度が有意に低下し、骨孔が明白に多かったです。つまり、糖尿病があると軟骨の土台に穴ができ揺らぐので軟骨がすり減り変形性膝関節症になりやすいのです 東京都健康長寿医療センターでは糖尿病の予防には1日8000歩と20分の中強度の運動を推薦しています。だから30代から1日8千歩うち20分早歩きしよう 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

コスタリカに負けた…

スポーツその時の話題若い人の整形外科
今回も関西医療大学の増田教授に教えてもらいました↓カタールW杯で我らが日本代表は初戦強豪ドイツに見事2-1と逆転勝ちをおさめましたが、第2戦はコスタリカ相手に何とも歯痒い敗戦を喫してしまいました。とはいえ前々回ではイタリア・イングランド・ウルグアイという強豪の中1位通過➡︎ベスト8という強豪だったんですが。 中米コスタリカは我々にとってあまり馴染みがありません。私も1回行っただけですが、失礼ながら非常に治安が良かった印象もあります。 さてすぐ近くにホンジュラスとエルサルバドルという国があります。両国は1969年ワールドカップ予選のタイミングで戦争が起こしてしまい、『サッカー戦争』と称され、「サッカーは戦争を起こす位のワールドスポーツ!」と宣伝されたのですが、現実は移民・貿易・国境線が原因だったそうです。短い期間に2000人もの方が亡くなったらしいです。この2国は世界幸福度報告というランキングで59位・35位だそうですが、コスタリカは何と12位らしいです。ちなみに日本は意外と?58位でした。 それでも戦争とスポーツはやはり無関係とはいかないみたいで、ロシア代表チームがヨーロッパからアジアへ所属を移す計画が持ち上がっているらしいです。 今後アジア枠は8に増える計画らしく、カタール大会でのアジア勢の健闘は国際サッカー連盟にとっては喜ばしいのかも知れません。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

手首だけではなく肘でも支えるロフストランドクラッチを使おう

変形性膝関節症腰痛説明
日本人の多くの方は杖と言えば、手首で支えるT字杖を愛用されていますが、 欧米では肘でも支えるロフストランド杖が一般的です。なぜならばT字杖では手首を上に上げる筋肉に負担がかかり、いわゆるテニス肘になり、肘が痛くなってくるからです。 僕らの研究では杖なしでの踏み出し姿勢を基準として、膝の痛みの強い側にT字杖を着いた場合とロフストランド杖を着いた場合、膝の痛みが弱い側にT字杖を着いた場合とロフストランド杖を着いた場合で膝にかかる負担がどれだけ減るかを表す免荷率を調べました。 その結果、どちらの腕についてもロフストランド杖の方がT字杖より痛む膝にかかる負担が減りました。一番成績が良かったのは膝の痛みの強い側にロフストランド杖を着いた場合でした。つまり、ロフストランド杖は通常の杖と違って痛みのある膝と同じ側に着いた方が効果があります。 論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝