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- 新型コロナ説明
- 「ワクチンは副作用がこわいから打ちたくない」という人が多いですね。そもそもコロナウィルスは表面に棘がでていて、人の細胞にくっつきます。ワクチンはその棘にフタをする抗体を沢山作らせウィルスが細胞にくっつけなくする働きがあります。つまり、棘にフタをする抗体が沢山できればコロナにかかりにくくなります。 しかし、澤田先生達の調査では2回目ワクチン接種後では初回と比較して、倦怠感、頭痛、関節痛、寒気、37.5℃以上の発熱の発現率が明白に増加しました。 それと同時に吉藤先生の研究ではワクチンの回数が増える度にコロナの棘にフタをする抗体が沢山できることがわかってきました。 また、松本先生の調査では副反応の強い人ほどロナの棘にフタをする抗体が沢山できることがわかりました。また藤田先生達の調査ではワクチン接種後抗体ができる人は99.2%。抗体価の平均は3544.2AU/mL、中央値は2940.1AU/mLでした。たから、だいた3500以上あれば、安心しておでかけができると僕は思います 論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝 #江坂 #整形外科 #江坂整形外科 #新型コロナ #ワクチン #抗体
ワクチンの副作用に耐えた分、抗体の増え方をご褒美にしよう
- その時の話題説明
- 鈴木先生らの調査では東京ビックサイトで行われたコミケの会場状態を調査しました。「空気1㎏あたりに何g の水蒸気が含まれるのか」を表す絶対湿度は夏では12~13g/㎏ を超えると蒸し暑さを感じるようになりますが、コミケの会場は20g/kgもあったそうです。暑熱曝露時に日傘を利用することは、身体表面温度の低減効果が有効であることを証明されました(鈴木英悟ほか: 日本スポーツ健康科学誌.7:31-36,2021.)。 片岡先生達は2018年~2020年に大阪府監察医事務所が取り扱った熱中症死亡症例151人を調べたところ、梅雨明け後の初回猛暑期間、エアコンを使わない独居世老人の家で多発していたそうです(片岡真弓ほか:医学のあゆみ.277: 253-255,2021) また、大河内先生達によると猛暑日の11時頃に1時間アスファルトの道で倒れていた熱中症患者では全身約28%におよぶやけどと左のふくらはぎには皮下脂肪に及ぶおおやけどをしていました。気温37℃ならばアスファルト表面の温度は組織破壊をおこしうる44℃以上まで上昇するそうです。夏に倒れている方を見つけたら、アルファルと以外の場所に連れ出してあげましょう 論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
熱中症の注意点。コミケ、梅雨明け、アルファルト
- ダイエット筋肉トレーニング説明
- ダイエットのため、1日1万歩を目指して歩いておられる方も多いと思います。でも、寒い日や暑い日にウォーキングするとかえって心臓に悪いです。ブラジルのda Costa 先生らは20歳から80歳までの健康な253人に6分間歩く運動と6分間足踏みする運動をしてもらいました(da Costa CH, et al: Physiotherapy. pii: S0031-9406(15)03860-2, 2015.)。その結果、6分間歩く運動後の1分間の平均心拍数は111回でしたが、6分間足踏み運動後の平均心拍数は125回であり、統計学的に明白な差がありました その理由ですが、ちんたらすり足で歩いていても運動にならないので、心拍数はあがりません。運動のためのウォーキングでは足をしっかり挙げてあるきましょう。韓国のCho先生らは、15名の学生に腹部を引っ込めながらの足踏みを1日30分、週3回、計6週間行ってもらいいました(Cho Misuk: Journal of Physical Therapy Science.27:1613-1616,2015)。その結果、訓練前に比べて、胴部の角度、胴部のアンバランス、骨盤位置、骨盤ねじれる力、骨盤の回転が6週間前に比べて明白に改善しました。慢性の腰痛の一つ原因は骨盤が滑らかに動いてくれないことです。お腹を引っ込めながら窓から外を見ながら足踏みする運動はちんたらウォーキングより腰部および骨盤の可動性を良くしてくれるので、腰痛の予防になると考えられます。論文の解説 江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝 足踏みする時はお腹をへこめるとさらに良いです。論論文の解説 江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝 戸田クリニックホームページ:https://toda-hiza-seikei.com// #江坂 #整形外科 #ウォーキング #足 #上げる #足踏み #室内 #腹をへこめ #腰痛よぼう #腰痛 #予防
腰痛予防に窓から外を眺めながら6分間お腹をへこめて高く足踏みしよう
- 変形性膝関節症説明
- 変形性膝関節症の患者さんに消炎鎮痛剤を処方すると、時々「痛み止めならいらないわ。体にわるいし、痛みが和らぐとかえって動いてしまうから」と拒絶される方がいます。でも痛み止めはその時の痛みを和らげるために出すのではなく、痛みが強くならないために飲んでもらいます 変形性膝関節症の痛みには,関節の袋の内側にある滑膜の炎症が強く影響します。滑膜炎によって腫れた滑膜からは炎症性サイトカインという情報を伝える物質が分泌されます(阿漕孝治ほか整形・災害外科 64:307-311,2021)。 この炎症性サイトカインが痛みを感じるセンサーを感じやすくされます。つまり、通常では2ぐらいの痛みを5や7ぐらいの痛みに感じてしまうのです。 だから、病院でだされるロキソニンなどの炎症を和らげるお薬は「お金儲けのだめいらないくすりを出しているんじゃないの?」と疑わずに飲んだ方が良い場合が多いです 論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝 #江坂 #整形外科 #炎症 #変形性膝関節症 #江坂駅 #吹田市 #和らげる #痛み #閾値 #侵害受容体 #下げる
変形性膝関節症に対する炎症を和らげる薬は痛みが強くならないための予防
- スポーツ若い人の整形外科説明
- 今回も関西医療大学の増田教授に教えてもらいました。日本の、特に育成年代のスポーツ、典型的な例では高校野球など『トーナメント文化』が根付いております。したがって規定回数・規定時間を超えて決着がつかない場合には本来の試合以外に勝ち負けを決定する手段を講じないといけません。 再試合はスケジュール的な問題、抽選は外れくじを引いてしまった人の精神的な負担を考えてでしょうか、高校野球ではタイブレーク。サッカーの場合はPK戦が一般的となっています。個人的にはこれも観ていられません…。 双方5人ずつで戦うわけですが、私の知る限りでは高校選手権では17-16という『2巡目』までかかった例があります。 延長戦を施行した場合では選手の心身両面の負担も問題となります。『皇帝』ベッケンバウアー選手がワールドカップの準決勝で肩関節を脱臼してしまったのですが、交代カードを使い切ってしまっていたので、テープで固定したままプレー続行…という例がありました。この案件も一つの誘因となったのでしょう、続くワールドカップ2回はPK制度が設けられませんでした。16チームを4グループに分けて1次リーグを戦い、上位2チーム合計8チームを再び2グループに分けて最上位で決勝戦を行うというものです。 しかしお金の都合なんでしょうか?その後は本大会参加チームが増えに増え、今年のカタール大会は32チーム、さらにその次は48チームになってしまいます。元々アジア枠は1/16だったんですが、今回は4.5/32、次回は8/48みたいです。本大会では全然勝てないんですけどね。とにかく選手の負担が増えない様にして頂きたいです。 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝