貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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神経に栄養を与えるマンニトールは昆布の白い粉に含まれる

腰痛説明
神経に栄養を与えるマンニトールは昆布の白い粉に含まれるマンニトールは神経に栄養を与える物質であり、昆布、わかめなどの海藻類などに含まれ、甘味料などの食品添加物に使われます。 元々昆布の中に栄養素として含まれていたマンニトールは昆布をしばらく保存していると そのうちに乾燥してきて、水分と一緒に外へ浮き出て白い粉になって表面に付着します。だから昆布表面の粉を吹いたように白いものの中にマンニトールが多く含まれています。カビではありませんのでご安心下さい。昆布の表面を固く絞ったぬれ布巾で、砂や汚れを落とすつもりでさっと拭きます。 水洗いするとマンニトールも流れてしまいますので、避けてください。 「白い粉の付いた昆布は値段が高いし、家庭でいちいち昆布かだしをとる暇がない」と言われる方は昆布だし風化学調味料を購入して使って下さい。購入する時にはパックの裏の原材料名にマンニット(マンニトールの一般名)と書かれている昆布だし風調味料を選んで下さい。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

神経を栄養する血管には関所があるために神経には薬が効きにくい

腰痛説明
神経を栄養する血管には関所があるために神経には薬が効きにくい皮膚のすり傷は1週間ほどですぐに治るのに,坐骨神経神経の傷(障害)はどうして治るのに3ヶ月もかかるのでしょうか? 血液中を流れている神経にとって有害な物質が神経に入らないようにするため、神経に栄養を与える血管には血液神経関門(かんもん)という関所(せきしょ)のような部分があります。しかし、関所は神経に有害物質を通さないだけではなく、分子量が比較的大きい傷を早く治す働きのあるサイトカインや神経栄養因子の多くも通してくれません。(神田隆:末梢神経疾患研究の現在.末梢神経疾患と….臨床神経学.49: 959-962,2009.)。例えれば、神経は有害な物質も入ってこないので自然環境が残っているいるが、特効薬の届かない不便な離れ小島のような状態なのです。だから、神経の傷は皮膚の傷に比べて治りにくいのです。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

当院での三密対策:窓を開け、2席以上空けて、対面診察を行わない

説明
当院での三密対策:窓を開け、2席以上空けて、対面診察を行わない今は外出自粛ですので、できるだけ外は出歩かないようにしましょう。しかし、ひざの痛みに対する注射はできるだけ中断しない方が良いです。なぜなら、膝が痛いから動かせない、膝を動かさないから太ももの筋肉が痩せる、太ももの筋肉が痩せると膝にかかる負担が大きくなる、膝にかかる負担が大きくなると膝がさらに痛くなるという悪循環に陥るからです。整形外科診療所では歯科や耳鼻科や眼科と違い接近した診療を行いませんので、整形外科への定期診療は継続された方が良いと僕は思います。なお、当院では座席の間隔は二つ空け密集予防、窓を大きく開け密閉予防、対面を避ける診療で密接予防しています。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

自粛時の運動不足9: 腰痛がひどくなった時には長いコルセットを巻こう

腰痛説明
自粛時の運動不足9: 腰痛がひどくなった時には長いコルセットを巻こう従来型コルセットのもう一つの欠点は丈が短いため腰椎全体(第1腰椎から第5腰椎まで)を安静にしたり、矯正したりすることができません。でも、変形性脊椎症では腰椎全体のバランスの異常で起こってくる痛みなのでバランスを矯正(元に戻す)することと安静にすることが大事です。そのため、腰椎全体(第1~第5腰椎まで)を矯正し安静にできる長い(ロング)コルセットを巻く必要があります。でもロングコルセットを巻いていると日常生活が不自由になるので、痛みが強い時に短期間(約1週間、寝ている時以外)だけ着けましょう。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

腰から来る足の痺れや坐骨神経痛に対するビタミンB12は食品から摂ろう!

腰痛説明
腰から来る足の痺れや坐骨神経痛に対するビタミンB12は食品から摂ろう!皆さんの中で整形外科の診療所で腰痛があり、「足が痺(しび)れる」とか「神経痛がある」と相談すると、ビタミンB12を含むメチバラミン(一般名)を処方された方も思います。でも、ビタミンB12を飲んで痺れや神経痛が治ったという患者さんを僕はあまり診たことがありません。それでもビタミンB12にはは重篤な副作用がないので、プラセボ効果(痺れに効くと言われれば、砂糖でも薬のような効果がある)を期待して長期に処方している医師も多いのです。  医療経済が逼迫している現在、あまり効果が期待できない薬の長期投与は健康保険の対象から外すことが必要です。2012年に厚生労働省はすべてのビタミン剤について単なる栄養補給目的での投与は医療保険の対象外としました。ビタミン剤については、①症状の原因がビタミンの欠乏又は代謝異常であることが明らかであり、かつ、② 必要なビタミンを食事により摂取することが困難であり、③ 医師がタミン剤の投与が有効であると判断した時のみ医療保険を使って病院で処方します(保険局調査課:特定の医薬品の薬剤料等の推移について. https://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/database/zenpan/dl/cyouzai_doukou_topics_h30_04.pdf)。つまり、普通に食事のできる人に対するビタミン剤は医療保険を使わずに薬局で売っている買って頂くようになりました。そのような通達があったにも関わらずビタミン剤の処方量は2020年後も増え続けています。ビタミンB12は薬からではなく食品から摂って下さい。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝