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- 名医のTHE太鼓判(TBS系列月曜午後7時から)の収録に行かせてもらうと森田豊先生がいつも温かく迎えて下さいます。まじめな森田先生のイメージとは違って、普段はとても冗談好きの先生です。動画は森田先生のホームページでごらん下さい:https://ameblo.jp/doctormoritayutaka/entry-12419787147.html 江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
森田豊先生に感謝します
- 腰痛説明
- 大リーガーのイチロー選手が足を開きながら肩を前に突き出しているのを観られたことがある方も多いでしょう。あのポーズは相撲の四股の状態から腰を回旋している肩入れ腰割りです。肩入れ腰割りをすると腰の骨と骨の間の多裂筋という筋肉が良く働き、腰の柔軟性ができます。ある研究では11例のリハビリテーション課職員に四股を基本姿勢として脊骨・骨盤を動かす腰痛体操を3ヶ月間行ってもらったところ、腰痛に関する指標が統計学的に明白に改善したそうです(清水厳郎ほか:新田塚医療福祉センター雑誌.10: 17-20,2013)。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
四股をしながら腰を回す(肩入れ腰割り)で腰痛が予防できる
- 腰痛説明
- 妊娠中には50~70%の人(半数以上の人)で腰痛が起こります。また、妊娠中腰痛の起きた人の17%では出産後3年経過しても腰痛が持続するという報告があります。妊娠による腰痛の原因は赤ちゃんの体重も腰で支えるためもありますが、妊娠中に分泌されるホルモンによって恥骨が開き、重くなった子宮が骨盤の中に入り、骨盤の周りの筋肉が疲労するせいもあります。松岡先生は「骨盤ベルトを着ける期間は, 筋肉や靭帯をゆるめるホルモン分泌の時期を考えると出産後直後までと考えられますが, 出産による筋肉および靭帯の疲労を考えると一般的には産後 1か月間は骨盤ベルトを巻くのが妥当だと考えます」と書いておられます(松岡あやか: 南九州看護研究誌.12: 41-49,2014)。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
子供を産んでから1ヶ月は骨盤ベルトを巻かないと腰痛が長引きやすい
- スポーツ説明
- 相撲の力士はあんなに太っていても腰痛が殆どないそうです。ある研究では、腰割り動作とスクワットを筋電図測定によって比較し、腰割り動作の特徴を探りました。その結果、腰割りはスクワットに比べて背筋の活動量は低く、お尻の筋の活動量が高かったです(栖原弘和,ほか:日本臨床スポーツ医学会誌.22: 128-137,2014.)。また、腰割りは,地面に対して下腿を垂直位に保ったままで行うため,足関節背屈可動域に制限がある状態でも行えます。だからスポーツ選手が腰痛や足首の捻挫で自宅療養の時には腰割りで股関節周囲筋や大腿部の筋力をトレーニングしましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
捻挫や腰痛で安静の時でもできる腰割り
- 老化
- 国内のある大学では、平均年齢78歳の79人ダンス実践者を対象に認知機能調査として時計を写生するテスト(以下 CDT: Clock Drawing Test )を行いました。時計を写生するテストの正確さは普通年齢とともに低下すますが、ダンス実践者では年齢による低下が一般の人より少なかったそうです(三宅眞理ほか:日本認知症予防学会誌.7:27-35,2018.)。ダンスにおいては、身体的な動きや記憶の衰えを主観的に捉えられることからダンスの継続は健康の維持増進や認知症予防に貢献する可能性があります。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝