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- 変形性膝関節症説明
- 最近は湿布に含まれている消炎鎮痛成分(副作用で胃や腸を荒らす)が速やかに血液の中に吸収され全身に効く湿布(一般名:エスフルルビプロフェンテープ)が変形性ひざ関節症患者に多く使われています。この湿布を使うと血中の鎮痛薬の濃度が上がり、胃腸粘膜の障害されている可能性があります。大森先生らはマウスに消炎鎮痛剤を与えて造った小腸潰瘍がブロッコロリーに含まれるスルフォラファンが潰瘍を軽減したと報告しました(大森俊ら:潰瘍.38: 20-23,2011.)だから、変形性ひざ関節症で効き目の強い湿布を貼っている人はブロッコリーなどのアブラナ科の食品を食べましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
良く効く湿布を貼る時はブロッコリーを食べよう
- ダイエット説明
- 筋肉を使い過ぎると、酸素が足りなくなるので、酸素を使わずにグリコーゲンを分解してエネルギーを作るようになります。このエネルギーを作る途中で乳酸が筋肉に貯まり、筋肉のpHが低下し、筋の収縮力が弱くなり、疲労が起こります。鶏の胸肉に多く含まれるカルノシンは筋肉内のpHを一定に保つ緩衝能を強化してくれます。日本ハム研究所の原田先生らの研究ではマウスがどれぐらいの時間泳げるかを調べ、その後カルノシンを飲ました場合と飲まさなかった場合で再び泳がしました。その結果、カルノシンを飲ませた後は疲労が回復し、飲まさなかった時より長い時間泳げたそうです(原田理恵ほか:日本栄養・食糧学会誌.55:209-214,2002)。 論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
鶏の胸肉に多く含まれるカルノシンは筋肉のpH低下を和らげてくれる
- 変形性膝関節症説明
- オートフアジーとは損傷した軟骨などを自分で消化し、 リサイクルするシステムで、オートフアジーの機能低下はアルッハイマー病やがんなど、 変形性ひざ関節症と同じく加齢に伴って増加する疾患のリスクを高めます。ひざの周りの筋肉だけではなく、全身の筋肉を動かすと、運動により筋肉でのオートフアジーが活発になることをグルメティ先生が報告しています(Grumati P,et al:Autophagy, 7: 1415-23,,2011)。つまり、健康維持における運動の重要性を分子レベルでもしめされています。江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
全身運動が変形性ひざ関節症に良い理由は古い軟骨を消化してくれるから
- 変形性膝関節症説明
- 老化に伴って血管の壁が薄い弱い血管が沢山できます。これを病的血管新生といいます。血液の中の炎症を起こす成分は病的新生血管の薄い壁から漏れ出して炎症が起こり、変形性ひざ関節症では痛みが出てきます(松原主典ほか:.地域ケアリング20: 82-85,2018.)。まるで不良品の石油のパイプから石油が漏れ出し爆発が起こるようものです。この病的血管の新生を防いでくれるのがアブラナ科の野菜(ブロッコリー、•白菜、•大根、•キャベツ、•カリフラワー、•ケール、•菜の花、•芽キャベツ)に多いスルフォラファンです。だから、アブラナ科の野菜は変形性ひざ関節症の痛みに効果があります。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
変形性ひざ関節症にブロッコリーが良い理由
- 説明
- 僕は外反母趾と内反小趾に押されて中指が浮き上がってくるのだと思っていました。でも、皮膚科の高山先生は次のように解説しておられます。足のトラブルが最も多いのは、親指の付け根から小指の付け根にかけての「前方の横アーチ」が圧迫を受けて崩れる、開張足を引き起こすことです。開張足になると本来は浮いている状態の中指の付け根の当りに靴が当たって、たこができやすくなります。また開張足になると親指は狭い靴先に圧迫され、親指の付け根当りが曲がってしまいます。これが外反母趾です(高山かおる:皮膚科医が教える本当に正しい足のケア かさつき・巻き爪・たこ・外反母趾.家の光協会.第1刷,2013)。本の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝