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- 肩こり若い人の整形外科説明頸椎
- 青蜜柑の皮に多く含まれてるヘスペリジン(ビタミンP)は肩こりに効きますが、水に溶けにくいため小腸から吸収されにくいという欠点があります。そのため、蜜柑の皮は酵素で処理してから食べるがヘスペリジンが多く吸収できます。大室先生達は甘酒麹(こうじ)の酵素活性はアルコール成分を含むが清酒麹と比較し、α -アミラーゼ活性が1/2程度と酸生プロテアーゼ活性が同程度であると報告しています(大室智史ほか:日本薬科大学教育紀要.5:72-77,2019.)。つまり、麹甘酒にはヘスペリジンを酵素処理するのに十分な作用があると考えれます。ちなみに、麹甘酒は“酒”という文字がつきますが、アルコール成分は含まれていません。肩こり患者さんに麹甘酒を勧めると「私はアルコールがだめなんですね」とおっしゃる方がいますが、ご安心下さい。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
肩こりには蜜柑皮とこうじ甘酒を一緒に飲むと良い
- 肩こり若い人の整形外科説明
- 吉谷先生達は冷えを訴える女性11名(平均年齢29.6歳)に酵素処理したヘスペリジン(250mg/日)またはにせの薬(砂糖、250mg/日)をどちらを飲んでいるかわからないようにして7日ずつ食べてもらい、手掌部に15℃、1分間冷やし、その後の皮膚表面温、皮膚血流量、血管幅の変化を評価しました。その結果ヘスペリジン摂取時は、砂糖摂取時に比べて冷やした後の温度変化量、血流変化率が明白に高かったそうです。このため、1日に250mgのヘスペリジンを1週間だけ摂取することで、末梢の血流量が冷えを緩和すると結論しました(吉谷佳代ほか:日本栄養・食糧学会誌.61: 233-239,2008.)。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
蜜柑成分を1週間だけ食べれば冷え症が良くましになる
- スポーツ変形性膝関節症説明
- 若い頃軟骨と半月板の形は鍵と鍵穴の関係のように噛み合っていますが、年齢の変化で軟骨が少なくなってくるとその形が噛み合わなくなり、突然、半月板の後ろが割れきます。クッションである半月板が割れることで軟骨にかかる負担が増え、軟骨がすり減り、変形性膝関節症が起ってきます。Hwang先生達の調査では突然、半月板が割れやすい人は①高年齢,②女性,③肥満、④O脚や軟骨のすり減った人 ⑤低いスホーツ活動レベルでした(Hwang BY. et al. Am J Sports Med. 40 :1606-1610,2012)。だから、まずは低いスポーツ活動レベルを改善すべきだと思います。論文の解説(江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝)
変形性膝関節症の原因の一つは突然半月板の後ろが割れること
- 肩こり若い人の整形外科説明頸椎
- 柑橘系果物に多く含まれるヘスペリジンは、ビタミンPともいわれ、血流改善作用があり、抗炎症作用が強いです。蓮沼先生達の解説では、柑橘類の可食部(一番美味しい部分)の中でヘスペリジンの含有量が高いのは温州みかん、ネープルであり、いずれも0.1 %を越え、レモン、ライム、ユズと比べて 5から30倍も含まれています。柑橘類の果皮(皮)におけるヘスペリジンは温州みかん、ネープル、イヨカン、デコボンが高く、0.2%(可食部の2倍)です。オレンジジュースでは0.02%(果皮の1/10)。へスペリジンでは白い筋の部分である維管東や内果皮に多いそうです(蓮沼良一ほか皮膚と美容.48: 2-8,2016.)。だから、肩こりの人は蜜柑の皮のスジを食べるようにしましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
肩こりの人は蜜柑を食べる時は白いスジも食べよう
- 肩こり若い人の整形外科説明頸椎
- 蜜柑の皮に多く含まれるヘスペリジンは交感神経の活動を抑制し、肩こりに効きます。ヘスペリジンは1日250mg摂取すれば肩こりに効果的です。では、1日どれぐらいの蜜柑の皮を食べれば肩こりに効くのでしょうか?市ノ木先生達の調査では温州蜜柑では乾燥果皮が5gあれば250mgのヘスペリジンを摂取できることになるそうです(市ノ木山浩道ほか:平成19年度「関東東海北陸農業」研究成果情報 果樹部会 技術参考1 8.)。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝