貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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ニュースNews

「腰みがき」にはストレッチもしよう

腰痛説明
「腰みがき」にはストレッチもしよう腰痛の予防には腹筋と背筋との筋トレだけでは足りません!ストレッチをしましょう。福島県立医科大学の岩渕先生の薦める「腰みがき」には二つのストレッチがあります(岩渕真ほか:Modern Physician.34: 323-326,2014)。一つ目は腰背部のストレッチです。仰臥位となり,片膝を両手で抱え,ゆっくりと深呼吸しながら胸のほうへ大腿部を引き寄せる.そのままの姿勢5秒間維持。これを左右で行いましょう。二つ目は大腿後面のストレッチです。仰臥位となり,片方の膝を真っ直ぐに上げ,膝裏で両手を組んで下肢を支える.その位置から膝を伸展させて,もっとも膝が伸びた位置で5秒間維持すします.これを左右で行いましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

「卵を1日2個以上食べると不健康」は迷信

ダイエット説明
「卵を1日2個以上食べると不健康」は迷信「卵はコレステロールが多いから動脈硬化になりやすい」と敬遠されがちですが、卵にはコレステロールの動脈壁への沈着を抑制するリノール酸や善玉コレステロール量を増やすレシチンも豊富に含まれるので動脈硬化の原因にはなりにくいとの説が最近は有力です(吉岡有紀子:栄養の基本と食事の教科書 池田書店 第1版,2017)また、「1週間あたりに卵を何個食べるか」との質問に対して、ほとんど食べないと回答した者の割合は、”健康に気を付けている“群の37.5%は、”健康に気を付けていない”群の8.9%に比べて、有意に高かったです(白川愛子ほか日本食育学会誌.11: 35-45,2017)。なお、卵を1日2個以上食べても、動脈硬化性疾患罹患との関連は認められません(日本鶏卵協会:https://www.jpa.or.jp/news/event/essay/2015/tamago_pam_150312.pdf)。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝

健康に気をつけていない人はタンパク質を肉からだけ摂る

ダイエット
健康に気をつけていない人はタンパク質を肉からだけ摂る60 歳代の120人に「肉と魚ではどちらが好きか」と質問した調査では「肉」を選んだ人の割合は、”健康に気を付けていない”群で71.4%であり、”健康に気を付けている“群の30.4 %に比べて、明白に多かったです。また、「1週間あたりに卵を何個食べるか?」との質問に対して、ほとんど食べないと答えた人の割合は、”健康に気を付けている“群の37.5%は、”健康に気を付けていない”群の8.9%に比べて、明白に多かったです。タンパク質をとる食品を肉に偏らせてしまうことはよくありません。論文の解説 江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝

サプリメントよりもカルシウム摂るなら牛乳で摂ろう

ダイエット説明
サプリメントよりもカルシウム摂るなら牛乳で摂ろう「牛乳は栄養があるのはわかるけど太りそうだから嫌。カルシウムはサプリメントでとれば良い」という人も多いと思います。しかし、牛乳の中にはカルシウムの吸収を良くする成分が入っているので、赤ちゃんの骨ができやすくなります。日本人での調査でも牛乳,小魚,野菜のカルシウム吸収率を評価した結果,牛乳のカルシウム吸収率は他の食品に比べて高かったです。牛乳のカルシウム吸収率が高い理由として,カルシウムの存在形態,乳糖によるカルシウム吸収促進,カルシウムの溶解性を高めるカゼインホスホペプチドが含まれるためです(青江 誠一郎:Clinical Calcium.28: 493-498,2018)。だから、特に骨粗鬆症が気になる年代になったら牛乳をしっかり飲みましょう。論文の解説 江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝

膝への多血小板血漿(PRP)の注射は1ヶ月後に8割の人に効いていた

変形性膝関節症説明
膝への多血小板血漿(PRP)の注射は1ヶ月後に8割の人に効いていた変形性ひざ関節症に対する多血小板血漿の効果について吉岡先生達の研究では、PRPを週に1回、3回関節内に打ちました。その結果副作用は膝関節の「痛み」, 「こわばり」,「重だるさ」,「違和感」,「チクチクする」といった症状が61.1 % (11 / 18回)に発生しました。でも、その症状は24~48時間で症状は自然消失しました。痛みがものすごく強い時が100で全然ない時は0で表現した時の痛み指数は, 治療前平均69.5 が治療終了後1カ月で平均12.7 へと明白に減少しました。 痛み指数が治療前と比較し治療終了1カ月で半減した患者の比率は83.3 % (5/6名)でした。(吉岡友和ら:別冊整形外科.67: 206-210,2015) しかし、「膝関節に注射した液がどうして傷ついた部分に的確に浸透するはずがない」とか「一時的には良くてもすぐに効果が薄れる」という反対意見を述べる専門家もいるので、まだすべての人に効くとは言えません。 論文の解説 江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝